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健康コラム

夾竹桃のお話

去年暮れに福岡市の学校に植えられている赤や白の夾竹桃が切られているという記事がありました。学校だけでなく、公園や高速道路などでよく見かけられる植物です。私の住んでいる団地にも其処ここに植えてあります。夏の暑い日差しに向かって元気よく咲いている姿はおもわず「よくがんばっているね。」と声をかけたくなるほどです。広島市では原爆で焦土となったところでは75年間は草木も生えないといわれたのに、いち早くこの夾竹桃が咲いたといわれ、原爆からの復興のシンボルとして市の花となっているそうです。

私が小学校の1・2年のころ子供向きの雑誌に「夾竹桃のしてくれた話」という連載ものがあって、たくさんのいのちが失われた広島の復興のようすが書かれていました。それで元気な夾竹桃が私の記憶に残っていたのです。そしてまた、小学校も高学年になって家畜の世話ができるようになったころ、父に「夾竹桃の枝だけは牛に食べさせたらいけないぞ」といわれたのを思い出したのです。

それから大人になり週刊誌だったと思いますが、フランスの郊外でバーベキューをしていたグループが夾竹桃の枝を串に使って7人も死亡したという記事を見ました。本当にびっくりしました。

友達と夾竹桃をみかけたらよくその話をしてあげています。全く関心がない人がほとんどですのでがっかりすることが多いのですが、せっかくきれいで公害にも強い花ですので、いいところもこわいところも多くの人に知ってもらいたいものです。

ちなみに福岡市教育委員会は夾竹桃の伐採を撤回したと新聞に載っていました。



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